JKC訓練試験・訓練競技会

  • しっかりと綺麗なハンドリングができるようになりたい
  • 愛犬の血統書に「訓練資格」や「T.CH(トレーニングチャンピオン)」の称号を記載したい

JKC訓練試験・訓練競技会とは

ジャパンケネルクラブが主催する訓練試験。
訓練試験とは、犬の訓練レベルが各科目の習熟度に達しているかを見るテストのこと。また、訓練競技会とは、クラスごとに各訓練課目の習熟度を競い合い、成績による順位をつけ、入賞者を表彰するイベント。

ポイント

  • 競技リンクがたくさんあるため、他の犬が近くにいる状況でも集中できるように。
  • 芝生の上での試験なので、芝生に慣らしておく。芝生は雨上がりなどは特に臭いが強く犬が集中しにくい。場所によっては多少の水たまりがあることも。
  • 試験官がそばで見ているので、他人がそばにいても集中できるように。
  • フードやおもちゃの使用は禁止。
  • 試験合格後に登録手続きを行うと、合格証書が発行され、愛犬の血統証明書に「訓練資格」が記載され、永久に記録される。
  • 競技会で競技の総合得点が95%以上に達した場合、所定の「トレーニングチャンピオンポイント」が付与される。20ポイント以上獲得すると、愛犬の血統証明書に「T.CH(トレーニングチャンピオン)」の称号が記載され、永久に記録される。

受験資格

JKC会員の所有者名義で、生後9カ月1日以上の本会登録犬
または
JKC会員の所有する生後9カ月1日以上の本会非公認犬種・非公認団体登録犬・交雑犬

受験料

範囲 金額
1科目 5,000円

訓練試験の内容

ここでは、CDⅡの内容をご説明します。
競技は、コの字型で30メートルのコースを使って行われます。
犬に指示を出す人を「指導手」と呼びます。
訓練試験の全ての課目は、「脚側停座に始まり、脚側停座に終わる」とされます。「脚測定座」とは、指導手の左足側に横に犬の肩が沿うように座らせることをいいます。(ヒールポジションでのオスワリ)
課目には「規定課目」と「自由選択課目」があり、CDⅡは規定7課目+選択3課目の合計10課目です。

規定課目

1.紐付脚側行進(ひもつききゃくそくこうしん)
2.紐無し脚側行進(ひもなしきゃくそくこうしん)
「60メートルのついて歩く」
スタート地点で脚側停座後、コの字コースに沿って指導手の左足側に犬を歩かせ、折り返し地点で方向転換し、スタート地点へ戻り、脚側停座して終わる。
紐無し脚側行進の場合は、スタート地点で首輪からリードをはずして同様に行う。
※ 折り返し後の復路は、CDIでは常歩(速くも遅くもない普通の歩き方)、CDII以上では速足で行う。
3.停座及び招呼(ていざおよびしょうこ)
「10メートルのおいで」
脚側停座後、犬を座らせたまま、指導手は犬から10メートル離れて向かい合う。約3秒後指示で犬を呼び寄せ、一旦指導手の正面で座らせてから、脚側停座させるか、直接脚側停座させて終わる。
4.伏臥(ふくが)
脚側停座後、指示によりその場で犬に伏せさせ、約3秒間その状態を保ち、再び脚側停座をさせる。
5.立止(りっし)
「タッテ」
脚側停座から、指示によりその場で約3秒間立たせた後、再び脚側停座をさせる。
6.常歩行進中の伏臥(じょうほこうしんちゅうのふくが)
「ついて歩く途中に伏せさせる」
スタート地点で脚側停座後、指示により常歩脚側行進中5メートルの規定地点で指導手は歩度を変えずに犬に伏臥を命じ、約10メートル行進後、回れ右して犬と対面し、約3秒経過後、指示により常歩で犬の左側から後方を通り犬の元へ戻り、指示により脚側停座させて終わる。
7.常歩行進中の停座(じょうほこうしんちゅうのていざ)
「ついて歩く途中にお座りさせる」
6の「常歩行進中の伏臥」の要領に準じて犬に停座を命じる。

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ボーダー

専門用語の解説

K9ゲーム
イヌが人と一緒に暮らすために必要な資質やマナーを飼い主もイヌも簡単に楽しく身につけられることを目的として考えられた9つのゲーム。イアン・ダンバー博士が考案し、年に一度本大会が行われるが、徒競走、椅子取りゲーム、ダンス、モッテコイ競走など、まさにイヌの運動会。


イアン・ダンバー博士 
イギリス出身の獣医師、動物行動学博士、ドッグトレーナーであり、犬を褒めてしつける「ルアー・ごほうびトレーニング」で世界的に知られている。


優良家庭犬普及協会
日本でも欧米並みに、犬が社会の一員として認められるために、良識ある飼い主とお行儀の良い家庭犬を普及させるための活動を行っている団体。飼い主と犬のマナーを見るための認定試験として、「グッドシチズンテスト」を実施している。


GCT 
グッドシチズンテスト。優良家庭犬普及協会が実施する認定試験。アメリカンケンネルクラブ(AKC)で行われている、Canine Good Citizen Test を 参考とし、テリー・ライアン氏(全米家庭犬しつけインストラクター協会 元会長)らにより、日本の生活習慣等に適合させたものに作り上げられている。JAHAのインストラクター養成講座のステップアップ条件のひとつに、GCT合格がある。


テリーライアン
「ほめてしつける」犬の飼い方を日本に広めた、家庭犬トレーニングの第一任者。約半世紀にわたり、犬のトレーナー及びインストラクターの仕事に関わり、経験を積み重ね、日本でも多くの著書を出している。JAHAのインストラクター養成コースの講師でもある。


JAHA
公益社団法人日本動物病院協会。人と動物との共生社会を実現するために、動物病院を核として地域への社会活動を推進している。アニマルセラピー、CAPP活動にも力を入れている一方、家庭犬のしつけ方講座も実施している。


JAHA家庭犬のしつけ方講座 
ベーシックコース:
犬と飼い主である人間がともに幸せに暮らすために、必ず知っておきたいことを習得できる。犬の行動学や学習理論に関する知識を活かしたしつけ方を学べる。一般の飼い主さんにもおすすめの全4回の講義。
インストラクター養成コース:
犬を直接訓練するのではなく、飼い主にしつけやトレーニングを教える「家庭犬インストラクター」を育成する。ベーシックコース修了が受講条件。これからインストラクターを目指す人、またはインストラクターとしてのスキルを磨きたい人が対象。講義パートと実技パートに分かれており、全て受講したあとの認定試験に合格すると、JAHAの家庭犬しつけインストラクターの資格を取得できる。


JAHAインストラクター養成コース 実技1 
JAHAインストラクター養成コースは講義パートが1~6まであり、実技パートは1~4まである。 実技1の参加条件には、講義4まで受講済みであることに加え、ハンドリング技術の条件の選択肢のひとつに「認定インストラクターの教室への参加経験があること」がある。


JKC
社団法人ジャパンケネルクラブ。農林水産省に認可の公益法人として1949年創立。純粋犬種の保護のため、血統書の発行や展覧会を行う一方、日頃の訓練の成果を披露する訓練競技会や訓練試験を実施。その他にも、アジリティやフライボールの競技会など愛犬とともに参加できる数多くのイベントを実施している。


家庭犬訓練試験
JKCが実施している訓練試験。試験のレベルはCDⅠ~Xまでの4段階。CDとはコンパニオン・ドッグの略で、家庭犬訓練試験のことを示す。屋外での試験となるため、外でも指示が聞けるように訓練することが必須。DOGLYで「上級クラス」や「オビディエンスクラス」まで終了したら、CDⅠ・Ⅱは目指したい。


CPDT-KA
国際資格。CCPDT認定プロフェッショナルドッグトレーナー。プロフェッショナルドッグトレーナーの世界基準で世界13カ国のドッグトレーナーがこの評価を得ている。資格取得のための認定試験は、犬のしつけ方においてどの程度の実践的な知識を持っているかを確認するもので250問の問題を4時間かけて回答する。


CDTA
特定非営利活動法人家庭犬しつけ協会。「正しいしつけの知識」を学び、豊かで幸せな人と犬との共生を実現するため、小・中学生向けの職業案内や一般市民向けの無料しつけ相談会などを行っている他、愛犬とのトレーニングの成果を試す「家庭犬トレーニング試験」を実施している。


家庭犬トレーニング試験
CDTAが実施しているハンドリング試験。レベル1~3まであり、屋内での試験であるため、屋外で行う他の試験に比べて挑戦しやすい。DOGLYのグループしつけ教室やスクールコースには、レッスンの内容にこの家庭犬トレーニング試験レベル1・2が含まれている。


OPDES
特定非営利活動法人犬の総合教育社会化推進機構。ミックス犬や血統書の有る無しに関わらず、日本の全ての犬が平等に教育を受けたり、ドッグスポーツを楽しむ権利があると主張し、全国で数多くのオビディエンステストやアジリティ競技会などを実施している。


アジリティ
一言でいえば、「犬の障害物競走」。ハンドラーと犬がチームになって、ジャッジによって作られたコースを決められた順序通りに障害物をクリアしながら走る。大会を行っている団体によってルールや障害が多少異なるが、犬の肩の高さによってジャンプの高さや制限時間が変わる。様々な難易度のコースがあるので、初心者から上級者まで幅広く楽しめる。

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