このたびの大震災により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に、謹んでお見舞いを申し上げます。

また、昼夜を問わず救助活動と災害対策に携わっていらっしゃる皆様には、深く、敬意と謝意を表します。すべての被災地の一日も早い復興を、心よりお祈り申し上げます。

皆様が安心して愛犬をお預けできるように、弊社が取り組んでいる防災対策、そして災害時の
対応に関しましてご案内いたします。

防災への取り組み

防災訓練を実施しています。震災や火災時にスムーズに避難できるようにシュミレーションをすることで有事に備えています。

左は家具の転倒防止装置右は煙探知機です。施設内にあるほぼ全ての家具の転倒予防をしています。

使用電力を減らし、節電に協力できるよう、照明の数を減らしたり、電化製品のコンセントを抜くなどの『節電対策』を積極的に実施しています。

日頃から「ハウストレーニング」を行っています。ワンちゃんがハウスに抵抗なく入ってくれるようになると、私達もすぐに次の行動に移す事が出来ます。

災害発生時の愛犬の安否確認、スタッフとの連絡の際にはNTT東日本提供の災害用
伝言ダイヤル「171」をご利用ください。一般電話が不通の時でも伝言の録音、再生が可能です。

http://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html

振り込み先の詳細や口座情報に関してましては各団体のHPをご覧になってください。

 ⇒ 緊急災害時動物救援本部


3月11日に起きました東関東大震災により
被災した動物たちの為に義援金にご協力いただきましてありがとうございます。
これまでDOGLYでとりまとめた皆様からの義援金は、下記のとおり送金致しましたのでご報告致します。

緊急災害時動物救援本部へ(税込表示)

日付 4/22 34,185円
日付 6/7 41,000円
合計   75,185円

石巻動物救護センターへ(税込表示)

日付 6/17 38,995円
日付 10/3 2,410円
合計   41,405円

石巻動物救護センターの義援金の受付は9/30で終了となりました。
たくさんのご支援、誠にありがとうざいました。


DOGLYは石巻動物救護センターを応援しています!

2011年3月11日に発生した東日本大震災。そして次は関東と言われています。
犬のしつけ教室DOGLY代表の荒井は災害時のボランティア活動として石巻動物救護センターの初期メンバーとして前線で活動しました。 それらの経験と合わせ、災害時に必要な事を勉強し続けています。

DOGLYとして企業として
「災害が起きる前に準備しておくこと」
「災害発生時にできること」  を研究しています。

お客様へも同様に
「災害が起きる前の準備」について学んでいただきたいと思い、年に2回「愛犬を災害から守る講習会」を開催しています。
 詳しくは →愛犬を災害から守る講習会

以下に荒井が実際に行った活動や参加した勉強会の報告をいたします。

1.東日本大震災関連で行ったボランティア活動内容
2.防災関連勉強会参加レポート




1.東日本大震災関連で行ったボランティア活動内容

1.WEB関連

・仮公式WEBサイトの運営(3月31日~6月10日)
    ↓
・石巻獣医師会への公式サイト作成の助言
・ボランティア応援サイトの運営(6月11日~9月30日)

HP

2.犬関連

・扱い方・リードの持ち方講習会
・リーダーへのハンドリング、しつけ方のアドバイス
・飼養管理のアドバイス
・犬の運動、トレーニング


4月当初のリードの扱い方講習会



大型犬を持つのは初めてという方も。


小型犬はリードを踏んで糞の処理を。


後半は学生も大勢かけつけてくれました


3.ボランティア参加者へのサポート

・ボランティアへの考え方、待遇改善の助言
・イベントの企画
・ボランティアからの相談のサポート
・カイゼンとカイゼンの補助


食事を通して担当部署以外の方との交流をはかりました


楽しい事、人との絆はボランティアのリピート率を増やします


ボランティアより地元の協力者への感謝状を贈りました



その後は恒例のバーべーキューで交流をはかります。
定期的なイベント開催は、施設、組織の新陳代謝を促しリピート率の向上につながります。


第2回東京ミーティング

遠隔ボランティアの集まりを2か月に1度行いました。「いついく?」「一緒にいく?」「またいくぞ~!」
ということでボランティア同士で仲良くなるので自然と石巻に戻ります(笑)

HP

4.仮設住宅へ戻る子へのアドバイス

海辺の一軒屋→仮設集合住宅
しかも隣の家の人の咳や歩く音も聞こえる仮設住宅です。多くの問題や心配事が発生します。
数回お伺いした後、地元の家庭犬しつけインストラクターへ役割を引き継ぎました。


5.関東の里親に来た犬の飼養管理方法のアドバイス

外飼いだったのでしょうか。
大きくて、かなりの悪戯犬ということで、大変そうでした。
歩いて5分の所に仲間の家庭犬しつけインストラクターがいたのでご紹介しました。



小さいけれど、かなりのヤンチャさん。
無理な扱いや過剰な期待をせずに少しずつステップアップしきましょう!


6.石巻から来た犬のお世話 お泊り、幼稚園

大阪のボランティア仲間に貰われる犬なので、途中の東京で一休みです。


お泊り&幼稚園体験もしました。

シャンプー&カットもしました(実費だけ頂きました)
可愛い顔が見えるようになりました!



福島で生まれた子犬の一時預かり9日間

まだ生後2か月。。。将来は40kg位になるそうです!


以上、私が行った東日本大震災のボランティア活動の概要になります。



2.防災関連勉強会参加レポート

【2011年6月8日 神戸市動物管理センター見学】

数年前に勉強に通っていた兵庫のしつけ教室ドルチェカーネ中塚を主催されています中塚圭子さんにセンター内の案内をしていただきました。
その後、松田早苗さんに阪神淡路大震災の時の救援活動について当時の様子をお聞きしました。
石巻動物救護センターでのボランティア活動で疑問に思っていた事や今後の自分の活動スタンスを考え直すとてもよい機会になりました。


※阪神淡路大震災の当時の動物救援の写真

【神戸市動物管理センター見学の詳細レポートはこちら】
⇒ しつけ教室DOGLY社外研修・勉強会レポート

【2011年7月】

場所:長野県動物愛護センターハローアニマル

譲渡事業について成熟されている施設の見学は、石巻動物救護センターのボランティアの疑問点の回答のヒントになります。
また、譲渡事業のシステムや考え方についてセンター長の斉藤富士雄さんに詳しくお話しをお聞きする事ができました。

【長野県動物愛護センターハローアニマルの詳細レポートはこちら】
⇒ しつけ教室DOGLY社外研修・勉強会レポート

【2011年9月9日 被災者とともに歩むペットロスケアーセミナー】

日時:9月9日金曜日午後2時~4時
場所:仙台市戦災復興記念館4階第2会議室 
講師:講師名:獣医師・ペットロスケアカウンセラー・作家 悠崎仁先生

獣医師でもあり作家ということでスピリチュアルな話?理論的な話?
できれば理論的な話がいいなぁ・・・なんて思いながらの参加でした。
私が独立してから11年、当初の担当の犬達も老犬です。
ペットロスの相談をされることも多くなり、また石巻のボランティア中にもそのような話が頻繁にありました。
どのようなアドバイスをするのが良いのか迷っている時のセミナー開催でした。
内容も理論的かつ科学的でとても有意義な時間でした。
やはり「ただ励ます」だけでは、逆効果になるときもあり必ずしも「時が解決する」というこでもないことを知りました。
飼主さんとお話しする機会が多い仕事です。ペットロスに対する知識を付けられたことは、きっと「お客様の心の回復」に役に立つと思います。

【2011年9月】

場所:宮城県動物愛護センター、被災動物保護センター見学

被災動物(犬)及び保護動物(犬猫)の飼養管理方法やセンターの活動内容について興味があり見学に行きました。 石巻の犬猫たちもこちらに来る可能性があるとの話でしたので合わせてどのような管理をしているのかも興味がありました。

周りは緑に囲まれて苦情等が出ない環境で、各インフラも当たり前ですがあらかじめ備えてあります。
電気や上下水道が普通にある施設はとても運営がしやすいなと思いました。
当たり前の事なのですが、石巻の仮設施設にいるととてもありがたいことだと思います。

【被災動物保護センター見学の詳細レポートはこちら】
⇒ しつけ教室DOGLY社外研修・勉強会レポート

【2011年10月29日】

テーマ:アニマルシェルターセミナー  「ボランティア及び受け入れる側が学ぶべきこと」
場所:仙台 東北愛犬専門学院
講師:
田中亜紀氏(シェルターメディシン・カリフォルニア大学デイビス校)
水越美奈氏(行動学・日本獣医生命科学大学)

石巻動物救護センターでの疑問点の答えを探しに勉強に行きました。
あの時足りなかった事、今後の災害で必要な事が何かが解ってきました。

【アニマルシェルターセミナーの詳細レポートはこちら】
⇒ しつけ教室DOGLY社外研修・勉強会レポート

【2011年12月17日】

アニマルシェルターセミナー 第2弾  ~ボランティアに必要な基礎知識~
会場:日本獣医生命科学大学
講師:
田中亜紀氏(シェルターメディシン・カリフォルニア大学デイビス校)
水越美奈氏(動物行動学・日本獣医生命科学大学)
矢崎 潤氏(日本動物病院福祉協会認定家庭犬しつけインストラクター)

前回の内容の追加、補足、実際に犬のデモンストレーションなどボランティアをする上での心構えが解りやすく紹介されていました。
会社経営やスタッフのマネジメントにも共通する、コツや注意点が多くありボランティアに必要な知識以外にも多角的に学べる良い機会になりました。

【アニマルシェルターセミナー 第2弾の詳細レポートはこちら】
⇒ しつけ教室DOGLY社外研修・勉強会レポート

【2012年2月11日 都民ホール:災害が起きる前に!~ペットの防災対策を再確認~】

2012年2月11日、新宿都民ホールにおいて動物の適正飼養講習会が行われました。

今年度は「災害が起きる前に!~ペットの防災対策を再確認~」というテーマで昨年の東日本大震災後の防災に対する意識の高まりから多数の一般都民の方が参加されていました。
しつけの面では、日頃からいろいろな人や物に慣らしておくこと、クレートトレーニングの重要性などが強調されていました。

【2012年2月25日】

東日本大震災から学ぶこと ~災害時の理想的な動物救護~
鈴木淑剛先生

「被災動物シェルターの意義や、あるべき姿」という内容でした。
今後、関東で起こる災害時に被災動物に対する考え方や備えについて改めて考えさせられる内容でした。

【2012年3月8日】

場所:台東保健所
テーマ:人と動物の絆(きずな)展

石巻動物救護センターの活動ということで浅草の岩崎動物病院医院長の岩崎雅和先生のお話がありました。 センター発足当時から閉所までの流れ、震災直後の石巻の様子などがありとても興味深い内容でした。 私は、ほぼ石巻動物救護センターの中にいたので当時の地域の様子などを知る良い機会になりました。 被災者のニーズを調べ、それにより石巻動物救護センターが生まれました。
今後起こる災害時にどのようなニーズがあるかを予想し、事前の準備をする事が大切です。

懇親会
岩崎先生や石巻動物救護センターに関わりがある方の集まりでした。
熱い集まり、熱い話が久しぶりに飛び交いとても楽しい時間でした。

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