しつけを楽しむ

愛犬との生活の中で嬉しい瞬間と言えば、「心が通じ合えた」と実感できた時だと思います。言葉が通じなくても心で通じ合う…そんな瞬間を積み重ねていくことで愛犬との絆が深まります。

なぜ、しつけが必要なのか?

なぜ、しつけが必要か?飼主さんも犬も周囲の人たちも、みんなが快適に生活を送れること理想ですよね?しかし、犬は人間の言葉を理解することも出来なければ自分の要求を伝えることもできません。当然、人間の社会マナーやルールも知りません。しつけとは愛犬とのコミュニケーションの延長です。犬のことを知り、飼主さんのこと、人間社会のことを知ってもらうための手段として必要なものなのです。

叱ることの危険

愛犬が悪さをしていて、飼主さんがそれを見つけて叱ったとします。叱られたことで犬はその行動をやめるかもしれませんがまたしばらく時間が経てば同じことを繰り返すかもしれません。

犬は自分がなぜ叱られたのかがわからない?

これは、飼主さんが何に対して叱ったのか、何がいけないことなのか、という本質を犬が理解できていないということです。そればかりか、犬にとっては理由もわからずに叱られ続けていれば当然「人間は突然怒りだす怖い存在だ」と感じ、信頼関係が壊れてしまいます。

犬のことをよく知る

しつけを通じて、犬個体の性格・特徴を知るだけでなく、犬という動物の特徴も知ることができます。犬が嫌がる行為や触られるのを嫌う体の部位、逆に犬が何に対して興味を持ったり喜んだりするのかといった、行動学や学習理論といった部分でも多くのことが学べます。

食べ物などをおねだりして吠える場合

「カーミングシグナル」と呼ばれる犬特有のボディランゲージを知ることで、その犬の感情や欲求を知ることの手助けになります。しつけをすることで愛犬とのコミュニケーションの機会が増えるので、より詳しく愛犬の行動や特徴を「観察」し、学ぶことができるのです。

生活の幅を広げる

生活の幅を広げる飼主さん以外の人になつかない、他の犬と仲良くできない、いつも元気いっぱいで落ち着きがない、トイレが上手くできない…これらの悩みは飼主さんからよく聞かれる問題行動ですが、こういった問題を抱えていると、愛犬との生活の幅は狭まってしまいます。ドッグランやドッグカフェに行けない、旅行に連れていけない、散歩に行くのも一苦労…と、これではせっかくの楽しいイベントも諦めなくてはなりません。愛犬との生活を最大限楽しむためにもしつけやマナーは大切なことです。

楽しみながらしつけを学ぶ

飼主さんに褒められると愛犬は「嬉しい!」と感じます。それと同じように、飼主さんも愛犬を褒めると嬉しい気持ちになるはずですよね?当サイトが「褒めるしつけ」を勧めるのは、この「嬉しい!」を常に持ち続けて欲しいからです。飼主さんにとって「しつけ」というものがもっと身近でもっと楽しいものになってくれたら幸いです。


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